LIVE at U★STONE 2006.01.28.
with baby chop, Kacchun Band, M-Project
SetList
1.深呼吸 2.僕は小さな電車に乗って 3.風は南から
4.疾風(そらかぜ) 5.月の沈む街 6.アイ・シャル・ビー・リリース
Photo by もっちゃん、あーちゃん
なんと全員揃ってのライブは4年ぶりになりました。
そして、地元滋賀の石山にOPENしたU★STONEでのライブ!
メンバーが会場に着いた時、他のバンドのリハーサル中。TTBのメンバーは久しぶりのライブで少し緊張の面持ちでリハの様子を見守る。
いきなりyo!が「胃腸薬持ってない?」
緊張のあまり胃痛か?…と思ったら、昼ご飯にかきこんだ天津飯が胃にもたれたとのことで、Masayoさんからもらった胃腸薬を飲みながら胃をさすっている…。(笑)
しかし、バスドラの音圧が身体に響いてくると、「あぁライブハウスなんや…」と感じます。
TTBのサウンドチェックは時間が押していたせいもあってか、納得できるまで音が作れなかったけど、なんとか終えて、メンバーそれぞれ自由行動。
開場時刻の16:30頃、ロビーで煙草吸っていたらTTBを観に駆けつけてくれたお客さんの姿がチラホラ。
いやぁ、知った顔に会えると嬉しい気持ちになります。世間話もそこそこに、楽屋へ向う。開演まであと10分。
トップバッターのbaby chopの演奏が始まる頃には60席ほどの客席が全て埋まった。
控え室でもある2階席から、初々しいRockBandのbaby chopを聞きながら、いよいよ始まる4年ぶりライブに身を震わせた。
2番手としてステージにあがったTT.BAND。
「寒いなか、ようこそいらっしゃいました!」
yo!のギターがストロークをかなでる。ここ最近、yo!自身が気に入っているという「深呼吸」
しかし、モニターから音が出ていない。。。。。。
しばらく唄い始めたがワンコーラスでストップ。
yo!がPAさんを見る。PAさんが悪いのではない。yo!のプリアンプのボリュームがゼロを示していたのである。(笑)
「いやぁ、ライブにトラブルはつきものです。」MCで誤魔化しながら気を取り直し演奏再開。
このあと、石山という街に因縁ある「僕は小さな電車に乗って」を演奏。
ギターチューニングの合間にTetsuがyo!と35年前の思い出話、大衆食堂「やっこ」のMCを。
今も健在な「やっこ」のお姉さんの話には爆笑でした。
Masayoの「風は南から」をはさみ、最近作った「疾風」を。
思わず客席からは手拍子が…。いやぁ嬉しかったですね。
このあとMasayoのヒット曲となった「月の沈む街」を。
Masayoは立って熱唱。
Tetsuのピアノとのマッチは、いい雰囲気をだしていました。
Tetsuの胸元にはTTBシャツが…。
最後、ディランのカバー曲「アイ・シャル・ビー・リリース」で締めくくった。
ラストの前のMC中に、思いもかけず客席から花束が差し出された。
長いステージ経歴のなかで2度目の花束。一度目は確か12年前、TTBが一時活動休止する最後のライブの時でした。
花束は似つかわしくなく恥ずかしいけれど、うれしいものです。
こんな暖かい皆さんに迎えていただき、TT.BANDは又、ボチボチ歩き出して行きます。
寒い中、聞きにきてくださった全ての方に感謝します。
どうか、皆さんお元気で。
又、お逢いしましょう!
■Masayoのお友達からメッセージが届きましたので、紹介します。■
●From Mさん
ライブ本当に楽しかったです。歌詞がはっきりわかるし。
色々な考えがあると思うけど、私は、歌は歌詞があるから歌である意義があると思ってるので。
(わかりにくい言い方ね。うーん。)
歌詞がどうでもいいなら、別の器楽とかでもいいと思うのです。
「歌」を歌うなら、歌詞を大切にすべきだと思うのです。
ステージから、メンバーの音楽を愛し楽しんでいる気持ちとか、メンバー間の信頼とか感じられて、しばらく間をあけていても、今までの活動が土台となって素敵なステージが生まれるのだなぁと思いました。
*歌は歌詞があるから歌である… いい言葉です。大事にしていきたい事だと思っています。(From yo!)
●From Eさん
ステージにはいつもドキドキ期待して行くんだけど、いつもそれ以上の何かをもらって帰ります。
帰りの寒さは不思議と覚えてないんだよね。
ひとグループめはドラム以外の三人が立ったままだったから、T・Tさんが出てきて全員椅子に座ったのを見て、「大人のバンドやなぁ」って思いました。
途中、まさよちゃんが立って唄ってくれたのは嬉しかった。なんだかすごく大きな場所(広さって意味ではなく)で唄っている感じがして、まさよちゃんとうたが大きなものに感じられました。
今回のステージで、なんだかメンバーの良い落ち着きのようなものを感じました。
年をとったとか、そういうんじゃなくて、なんていうかそれぞれの人生が垣間見えるっていうか、味が出てくるっていうか、あーうまく言えません。老年ブルースシンガーのかっこよさに、ずーっと先の方でこの人たちつながってるなっていうか。。。そういう感じがしました。
今回私が特に胸に沁みたのは「風は南から」です。
このうたを唄ってもらえる幸せって、特別のものなんだなぁって、今までもわかってはいたけれど、心底気が付きました。
あの唄が始まると、ライブハウスでもどこでも、もう私とT・TBandだけの空間になってしまいます。これってスゴくない!?スゴイことだよね、と一人で感動していました
北川さん・まさよさん達は歌詞を大事にしているのがはっきりわかるし、音を大事にしているのも、いつもながらとても感じが良かった。そうでなかったら私なんて、新曲と言われた瞬間、耳が新しいメロディーと歌詞を拾えへんのですが、T・Tさんの新曲はちゃんと聴くことができました。私、実はT・Tさんのアップテンポ曲の隠れファンです。
Secial Thanks!T・TBand!素敵です。おやすみなさい。
*「老年ブルースシンガーのかっこよさに、ずーっと先の方でこの人たちつながってるなっていうか。。。そういう感じがしました。」
滅茶苦茶うれしいコメントありがとうございます。
打ち上げの時、メンバーに今後の抱負を尋ねられて「夢は、60歳でメジャーデビューして80歳でデビュー20周年を迎えるんや。
そのために、これからの10年は今まで以上にライブ活動するから、よろしくね!」と宣言したんですが、まさしく仰るとおりです。
頑張ります。(笑) 今後ともヨロシクです。 (From yo!)
(こぼれ話:Eさんのコメントの最後に Secial Thanksという文字がありますが、TTBのセカンドアルバムのジャケットに誤植あり、Special Thanksが、Secial Thanksになっていた事に、かけておられます。決してスペル間違いでないことを断言しておきます。又TT.BANDをT・TBandと表現されていますが、結成当時はT・TBandと表記しており、結成当時からのおつきあいという事がわかります。)
ライブから1週間経ちました。
もらった花束は、今も美しく咲いています。
TT.BANDの音楽も、皆さんに支えられていつまでも美しく咲いていたいものです。