LIVE at Mojo
2001.03.04. at music place Mojo
Photo by Dr.Muratake,Mr.Ven&Mr.minoru
Special Thanks to NLM&高速ピストンズ、FLASH!、アル、FriendShip、北冥
”21thALIVE!”と題されたこのイベントは、4時間弱にわたり6バンドの演奏が繰り広げられた。
ハードロックあり、アコースティックユニットあり、R&Bありのごった煮状態のライブであったが、どのバンドもオリジナル曲を中心に、主張あるステージを披露した。聴いていて楽しいイベントでありました。
さて、TT.BANDは、それら6バンドのトリとしてステージを務めたのですが、いつに無く反省点の多いライブであったと思います。
ライブ終了後、「やっぱり、もっと練習と場馴れだね。」という言葉が珍しくメンバー達の口から出てきました。
メンバー同士の音のコミュニケーションがうまくいかなかったようです。
そんな状況でしたが、TTBの音楽は、それなりにお客さんへ伝えることができたと思っています。
朝からの雨もあがり、16:00、いよいよライブスタート。開場と同時にお客さんが続々つめかけ、開演の時は約80席の椅子がほぼ埋まってしまいました。TTBメンバーは、自分達の出番が来るまで会場の一番後ろで他のバンドの演奏に耳を傾けていました。
5バンドの演奏が終わり19:30、いよいよTTBの登場です。TTBの演奏を始めて聴くお客さん達の熱い視線がステージに集まります。
TTBライブのスタートです。
今回は、短いサウンドチェックの時間で、音作りに苦心したkin。
本番中も納得のいかない音だったようですが、なんとかがんばって音を支えてくれました。
Samも、バンド毎に変わるDsのセッティングに、苦労したようです。
でもMojoの黄色い太鼓は可愛いです。今回もただ一人冷静なリズムを刻んでくれました。
1曲目「蟹の涙」は、Tetsuのピアノのイントロから始まりました。
サウンドチェックを終わったあと、ご飯食べながら「もうちょっと、早いテンポでね。」というメンバーの要求に、「えーっ、遅かった?」なんて自分のリズムとメンバーのリズムのギャップに戸惑ったようです。
しかし、本番では見事「本来のテンポ」に戻したTetsu。あっぱれです。
いつもは、いろいろな音色でバンドの音をカラフルにしてくれるのですが、今回のライブ選曲はピアノとオルガン系のパターンだけになってしまい、Tetsuの音をお届けできずに少々残念でした。
2曲目は、Masayoの唄う「ラムネ日和」
ここ最近、TTBのライブでは定番となりました。
本人は「今までのなかで、一番出来の悪い歌い方だった。」なんて反省していましたが…。
ちなみに、これが「ライオン丸」あらため「モーニング娘」カットです。どちらの髪型が似合っているか?皆さん、BBSにてご意見を!
それにしてもラムネ日和(masayo詩)の歌詞のいいところ、「飲みほすときに必ず、空が見えるから…」というフレーズです。いい表現です。いつも、ここを聞くと心がなごみます。
3曲目は、yo!が高校生の時に作ったという「僕は小さな電車にのって」
なんと、プライベートライブではなく、不特定多数のお客さんの前で歌うのは20年振りだそうです。
この曲が非常に分かりやすかったらしく、今回のライブ曲のなかで一番評判が良かったようです。
残念ながら、この曲は音源がありませんので皆さんにお届けできません。
そのうち、公開できる時が来ると思います。お待ちください。
最後の曲は「僕らの声」
今や、TTBライブを代表する曲になりました。
”大きく育った木に僕らの声を…”をというTTBの願いは、若い世代の人達にも共感を呼んだようです。
焼け野原の終戦ニッポンを体験していないTTBですが、現在の日本は全て「あの日の広島」から始まった…そして、今本当に豊かさを感じていますか?という20年間yo!が暖めたのテーマの曲です。
このような曲が、1970年、1980年代に生まれた方々に共感をもっていただくなんて、幸せなバンドです。
さて、最後にライブならではの裏話をこっそり、お届けしましょう。
1曲目の蟹の涙は、照明暗転のあとピアノからいきなり始まる。というパターンでスタートしたのですが、yo!のギターの音が聞こえて来ない。PAバランスの問題か?とも思いましたが、後半のギターソロになっても一向にギターが聞こえてこない。
客席から「ギター出てないよ」という声が聞こえます。
1曲めの演奏後、yo!が器材のチェック。どうやら、ギターマイク(ピックアップ)のボリュームが下がっていたようです。
yo!曰く「練習でもマイクボリュームフルテンのままなのに…。」
「こんなとこ触ること無いのに…」
とは、ライブ終了後のコメントですが、なぜボリュームが下がっていたのでしょう?
日頃のおこないが悪かったからなのでしょうか?
最後の曲、「僕らの声」では間奏ソロパートが始まってから、何やらTetsuに耳打ちするyo!。
どうやら、ソロパートで使うキーのハモニカをステージに持ってくるのを忘れたらしい。
ベースソロの後は、yo!のハモニカソロである。
ハラハラしたが、急遽、ハモニカソロをギターソロに差し替え、その場を凌いだyo!…。
この日のyo!は1曲目から4曲目まで、終始ボケがはいっていました。
いつもの事ですがyo!のMCが長く、30分の持ち時間を使いきり、結局4曲しか演奏できなかった。他のバンドは30分で6〜7曲も演奏しているのに…。
「MC無くして、もっとたくさん曲をやったほうがいいよ」という意見もいただくのですが、「いや、無理してライブの構成を変更するべきでない。目的は、いかにお客さんに感動していただくかである。10曲やっても届かなければ意味が無い。少ない曲数でも、お客さんに届けばそれでいい。」というのがTTByo!のポリシーです。
ま、カッコつけずライブするのがTTBの良い一面でもあると思います。(こんな裏話を、掲載してもいいのかしらん。)
どうか、これからも暖かく見守ってやってください。
最後までライブにおつきあい願えたすべてのお客様に感謝いたします。
LIVE「21th ALIVE!」
1.蟹の涙 2.ラムネ日和 3.僕は小さな電車にのって 4.僕らの声