LIVE ”僕らの声”   ReportT

2000.09.17. at watamuki-hall Niji  photo by Dr.Muratake,Mr.tomohiro

    Special Thanks to Mr.Nozaki,Mr.Fukumoto,kindly All Staff and you!

 

その1.本番前

 

「よっしゃぁ、いくでぇ!」楽屋の出口でTetsuが叫んだ。「OK!」「がんばろぅ!」いつもクールなメンバーが口々に熱く応えた。。。

暗いステージの席につき、Samのカウベルの合図で1曲目の「はたはた」がスタート。そして、ステージに照明がはいった…。

 

 

この日は前日までの雨模様がすっかり消えて気持ちのいい秋晴れの日だった。

お昼の12:00にメンバー全員ホールに到着。

サウンドチェック・照明リハを終え、楽屋で1時間ばかし休憩。

いつもバタバタと本番を迎え、終わってから「まぁ、こんなもんやろ」なんてコーヒー飲みながら、反省会とは名前ばかりの「ご苦労さん会」で、あほな話をして笑っているバンドなのだが、この日は本番前から異様な雰囲気が伝わる。。。。。

誰もしゃべらないのだ!皆の緊張感が嫌がおうにも伝わってくる。それぞれ、楽屋に準備された弁当を黙々と食べ、コーヒーを飲み、チョコをつまみ…。あれほど気になっていたオリンピックのTV中継さえ見ようとしない…。

唯一雰囲気が和らいだのは、楽屋での衣装替えの時であった。

今まで何度となく、「ねぇ、今度のステージ衣装はどうするの?」というMasayoの問いかけに「はっ、はっ、はぁ。好きなように。」なんて皆が答えて、かつて統一した衣装合わせは無かったバンドである。

今回は、せっかくのワンマンライブだから…と、衣装について約束した取り決めは、1部は「秋のイメージで」2部は「夏のイメージで」という、いとも抽象的な事だけだった。

Masayoは不安だった。。何せSamとKin以外のおっさん連中は(つまり、Tetsuとyo!は)ステージ衣装に気をつかうタイプでは無いからである。

彼らには、秋も夏も無い。たとえ冬であろうと短パン・Tシャツで現れかねない!とんでもないミスマッチが繰り広げられるのだぁ。。。。。。

そんなMasayoの懸念や如何に?!

(楽屋でのMsayoの不安そうな雰囲気は右の写真でご覧になれます。)

Masayoが本番間近、秋をイメージした黒いシャツに着替えたあと、Samがカバンから取り出した衣装は黒のシャツであった。(ホッ、そうよね)

Kinが取り出したのも黒のシャツ(ホッ)。

そして続いてTetsuが取り出したシャツも、yo!が取り出したシャツも、なんと黒であったのだ!(ホッ、ホッ、フー。あ”ぁー)(注・安堵の気持ちを表しています)

おぉ、なんという感激!!全員初めて「黒」で統一できたのである!これはTT.BANDにおいては、リズムを合わせる以上に難しい出来事なのである。この瞬間、今日のライブは今までに無い素晴らしいモノになると皆確信したのである。(そんなアホな。)

 

かっこよく、Liveレポートするつもりだったのに、本来のお笑い路線に入ってしまった。

続編に期待されたし!

 

 

おまけの写真。(楽屋とリハ風景を一挙公開!)

黒のシャツにお着替えしたMasayo。

頭に巻くバンダナの色を検討している最中です。

ちなみに背中越しに写っているのは、yo!です。

歌詞の最終確認をしているように見せかけて、ブルースを爪弾いています。

 

 

 

 

リズムセクションのKinとSamが打ち合わせしている。ように見えますが、実は缶コーヒーはどこのブランドがおいしいか?などという話をしています。(ちがうか?)

Samの横に見える赤いモノは「クーラーポット」です。中に冷たいお茶がはいっています。おいしかったぁ。わたむきホールさんの細やかな心遣いに感謝!

 

 

リハーサル風景です。

照明がジワジワと体を暑くして、大変!

それにしてもyo!よ、シャツの袖で汗を拭くな。

見ようによっては、あの「池のめだか師匠」の猫マネに見えるぞ!

(関西地区以外の方、ローカルなネタで、すんません。)

 

 

リハで、いきなり飛ばすyo!。

冷静にサウンドを確認するKin。

いやぁ、TT.BANDってホントおもしろいです。

 

 

 

 その2につづく…