「近所のイヌが騒がしい」

〜Masayoな暮し〜

「お風呂で考えた」

 

お風呂が新しくなりました。
20数年入りつづけていた風呂桶が寿命を迎えたのをきっかけに、
今までのお風呂場と違う場所にお風呂が建てられたのでした。

古い方のお風呂に最後に入るときは、ちょっと感慨にふけりつつ
ゆっくり入りたいなと考えていたのですが、ある日帰宅してみると、
突然そこは物置に変貌していたのです。

シャワー掛けのあたりに生まれたての小さいカタツムリが住んでたのに〜。
最後に外に出してあげようと思ってたのに〜。
あの子は無事に逃げたのかしら。。。

などと思いつつ、その日はピッカピカの新しいお風呂に入りました。
少し広くなってそれはそれは快適でした。

「昨日が古いお風呂に入る最後だったんだなぁー
まったく普通にあがってきてしまったけど。。。」


・・・だれかと、生きている間に会うことはもう絶対無いっていう
お別れをするときも、こんな風な事が多いのでしょうね。
ああ、あの時「じゃあね〜」って別れたのが最後だったんだなって、
後で思い出すみたいなお別れ。

そして本当にもう会えないっていうお別れだったら、
いつまでも別れを惜しんで泣いて泣いて別れるよりも、
そんな風に別れるほうがきっと幸せなのではないかしら。

逃がしてあげられなかったカタツムリと同じような事がいっぱい、
次々に思い出されて、いつまでも胸に残るのも切ないでしょうけど。。。

新築のお風呂。
これは新しいお風呂。
古い方は写真も撮れなかった。。。