【第7話】ストリートブルース(デトロイト)その2
ちょっと荒んだ風が吹いて、いつものように重い雲が落ちてきた。友達が訪ねてくるわけでも無し…。
そんな気持ちで幾夜も過ごしてきた。
今夜はストリートに出てみようか。いつものバーに行けば、あいつに会えるかも知れない。
安物の酒をあおり、バーのラジオから流れるブルースがうっとおしくて追い払う。
結局、誰にも会えずじまい。あぁ、1日が終わったんだ。
街そのものがBLUESだから、誰もBLUESを歌おうとしない。
そんな事なんだろうな。シカゴやニューオリンズなどもそうなんだろうか?
今回のアメリカ旅行のなかでも、早足で眺めたデトロイトの街は、強烈な印象で心の中に残っている。栄華と盛衰の街。。。
断っておきますが、このページにある写真は、同じ町の風景です。
なんや、もう訳わからんでしょ。1区画、2区画離れると、廃墟や新しいビルや、田舎の家が雑然と存在しているのです。
さて、右の看板。
何気なく写した写真の一部なんですが、帰国後見てみるとおもしろい。
自分の足でも試したけど、無理やな。
(そんなもん、チャレンジするなってか?)
観光ツアーでは滅多に行けないデトロイトの街。
皆さんも機会があれば、ぜひ訪ねてみてください。