vol 18.ハモニカ
ハモニカである。ここでいうハモニカとはブルースハープの事である。
ブルースハープとの出会いは、世のご諸兄たちと同じで'70年初頭、よしだたくろう」や「ボブディラン」によってである。
その後、京都三条河原町にあったブルース専門コーヒーショップ(名前、忘れたよ。今はもう無い。)に通うようになって、ブルースマンのハモニカを聴くと、ちょっと拓郎と音が違うではないか。
どんな吹き方をしてるんだろ?ひょっとしてハモニカの種類が違うのだろうか?
そんなことを思いながら、関東のミュージシャン「シバ」のステージを見た。
あのブルースマンのハモニカの音である!10ホールのハモニカである。やっぱ、同じハモニカだ!
かっこ良かった。私もブルースを吹いてみたい。だが、あのベンディング奏法が難しい。(その頃ベンディングなんて言葉知らなかったが…)(当然ブルースハープの教則本なんてのも無い。)
高校1年生のその頃の私は、毎日ハモニカをチュッチュ吸ってはベンディング奏法マスターへの道を歩んだのである。
ウワ・プワヮワーという音はどうしたら出るのか?毎夜毎夜練習した…。
そんな茨の道を歩み3ケ月、きっとできると信じ試行錯誤した甲斐があった。
ある日、突然ウワ・プワヮワーが鳴ったのである。うれしかった。
えっ?今の?もう一度できるの?…そう思ってもう一度吹くと、ウワ・プワヮワー!
やったね。1回できるともう大丈夫。そしてその日から、何の曲をやるにも、どっかでウワ・プワヮワー!のフレーズを入れるようになった。(笑)
ベンディング奏法をしたくて出来ない人のために、この際コツを教えましょう!(「そんな事教えてもらわなくてもええわ」という方も、とりあえず読んでください。話が進みませんから。)
ベンディング奏法は難しくありません。(あのな、3ケ月かかったのとちがうの?いや、誰にも教えてもらわずに3ケ月ってのはえらいよぉ。誰かに教えてもらってたら、1週間で吹けるようになってた…。ホンマかぁ?)
コホン、つまりベンディング奏法とは、マクドナルドのコーラです。(なんのこっちゃ?)
つまり、こういう状況を想像してください。
マクドナルドでビッグマックセットを頼みます。(ビッグマックが嫌いな方もとりあえずビッグマックを頼んでください。)
ビッグマックを食べながらコーラを飲み、ポテトをかじりながらコーラを飲み…。
このようにバランスをとりながら食べたとしても、普通ビッグマックの方が先に無くなり、ポテトが残りますね。(えっ?残らないって?…残るんです。残ってくれなくては困ります。)
で、残ったポテトをポリポリかじります。ポテトを食べてると胸がつかえてきます。コーラを手にします。ズッシリ重いコーラを飲もうとしますが、コーラが出てきません。
そうです、まだ残っていると思っていたコーラがありません。ズッシリ重いのは氷のせいで、コーラはとうの昔に無くなっていたのです。
悲しいではありませんか。。。
しかし、あきらめるのはまだ早い。カップの傾きを変えるとわずかながらコーラが出てきます。(おぉ、良かった!)
又ポテトをかじります。
そうです。もう無くなったと思っていたポテトですが、袋の底にチビったポテトがまだ残っていたのです。
そうこうしてポテトを食べ尽くし、コーラを飲もうとしたが、やはりコーラは無くなっています。もう傾けても出てきません。
カップを振ります。すると氷のすきまに残っていた微量のコーラが溶けた氷の水分と混じって、わずかな量の飲み物になります。
ここで、ストローを思い切り吸います。ジュルズーズー。
そうです!このジュルズーズーがベンディングのコツなのです!
ハープを口につけ、マクドナルドのコーラを思い浮かべ吸ってください!
どうです?ベンディングできたでしょ?…良かった・良かった。
さて、keiichiさんのHPでも話題になっていたトンボのメジャーボーイですが、我が家にもありました。(笑)
覚えてないけど、買ったのでしょうね。あいにく中身はカラッポでした。
そして、なんと驚くことに、古いハモニカも出てきました。
見えるでしょうか?右のハモニカですが。「FOLK MASTER」と書かれています。ZENON(全音)のハモニカです。
さすがに所々鳴らない音がありましたが…。いつ買ったのかな?骨董品ものです。
左の写真は、飯野和好という画家の絵本です。
この方もすばらしいブルースハープ吹きです。
右の写真は絵本の裏表紙に「ブルースハープの絵も書いてください。」と頼んで、書いてもらったサインです。
ところで、ハモニカというタイトルの割には、ハモニカの事についてほとんど語っていません。(汗)
申し訳ございませんが、ハモニカの事を知りたい方は、次のURLで飛んでください。
(リンクの承諾とっていませんが、私のお気に入りのサイトです。)