vol 40.春一番コンサート(その4)

 

Unchain my heart, oh please, please set me free

 

  たかだか2話か3話で終わる予定だったのに、話が横道にそれっぱなしで、なぜか4話まできてしまった。(笑)

急ぎましょう。

 

あまりコメントせずに一挙に紹介していきます。

10番目から16番目の出演者です。

 

10番目、塩次伸二。

 

「関西にこの人がいたからブルースが広がった。

ウエストロードブルースバンドの塩次伸二。実は彼、春一番には初めての出演です。」あべちゃんのコメント(だったと思う)に、「へーっ、そうなんや。」とちょっとびっくりでした。

京大講堂のウエストブルースバンドは、あの頃伝説になってましたから。

 

手馴れたブルースフレーズは、往年の荒々しさはなく、良い意味で「ブルースギターの寺内タケシ」でした。

隣でサイドギターしてたおっちゃんもええ感じのグルーブでしたよ。

 

何曲か女性ヴォーカルに歌わせておいてから、「布谷文夫 !」の声で御大登場。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

って言っても、このおっちゃん(じいさん?)知らん。まわりは盛り上がりまくりやけど…。

 

でもアンチェインマイハートが唄われた時は、背筋が凍りついた。

このじいさん、ブルースやん。

ごっつうええわ。日本人やないでぇ。

 

後日Webで調べたら、ブル-スクリエーションを経て「ナイアガラ音頭」を歌っていた孤高のシンガーとか。

’73〜’74の春一番も出演されていたようですが、申し訳ない。記憶にありません。

 

いつまでもお元気でブルースを聞かせていただきたいものです。合掌。

 

 

渋いブルースを聞かせていただいたあとは、「次、アマチュアバンド」の声で出てきた3人組。

 

最初、分からなかったが、いきなり12弦ギターのおっちゃんが鬘(かつら)脱ぐと、場内大声援。

 

某関西TVの、山本アナではありませんか(笑)

 

「このかつら、加川良さんにうけまくったのが幸いです。」みたいなコメントされてました。

なかなか、まじめに唄ってはりましたよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いてMOTHER’S BOY&FATHER’S GIRL。

キーボードの兄ちゃんはええ味だしてましたし、真中のアイドル系の女の子がおっちゃんの目をくぎ付けに。(笑)

 

 

次、アルバイトシンガーソングライターやったかな?シンガーソングアルバイターやったかな?の平田達彦 。

 

 「夏はプールの監視員、冬はスキー場で働くシンガー平田です。我こそが春一番チルドレン!」

おおっ、ええぞ、ええぞ!

 

初めて聴くけど、ギターも唄もこなれてましたねぇ。

 

特に「のら犬のブルース」(やったっけ?)は秀逸な作品です。

ワオーん、ワッワッワォーンのフレーズに客席も応えてました。

 

この頃、持参してきたビール3本空けて、雨に打たれっぱなしだったもんで小刻みにトイレに通っておりました。(笑)

 

やっと15番目の出演者まで辿り着きました。

 

 

 

 

 

 

 

 ■たとえどんなに恨んでいても たとえどんなに灯りが欲しくても 

 

「誰カバ」 誰がカバやねん、ロックンロールショー。

 

 相変わらずのパフォーマンスでお客さんは雨にもかかわらずステージ前のアリーナ席に大集合。(笑)

 

メンバー全員元気そうでしたね。

 

 次のオチが分かっていても笑わさせていただきました。

ごちそうさんです。

 

 毎日はイヤだけど、これからも4年に一遍は聴きたいです。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は、彼らとは古いつきあいでして、義隆さんの家にちょくちょく行ってはマージャンしてました。

 

デビュー前やったかな、「ナベプロからの誘いがあるけどクレージーキャッツみたいになるのはなぁ」って、円ちゃんが悩んではったことがあります。色モノやけど業界の体制の象徴みたいなとこに世話になるのはイヤやったんでしょうね。

あのまま、関東に進出してればもっとメジャーになれたんやろけど。

ここらへんが彼らのプライドやったんやと今更ながら思い出します。

 

誰カバやりながら、太鼓の円ちゃんとギターのフジタタタカシが一時私のバックで演奏してくれてました。

あの時はありがとうね。俺もまだがんばって唄うてるしな。

 

開場前、入り口でリズムセッションやってたメグさんはじめ誰カバの皆さん、そっと春一に参加したかったんであいさつもできずじまいで申し訳ありませんでした。

 

円ちゃん、太鼓叩いて体もつんかいなと心配しましたが、なんとなんと往年の元気を見受けて安心しましたよ。

 

 

 

 

そして16番目、GUBUT'S。

 

大阪らしいバンドでしたね。

っていう印象だけで申し訳ない。

 

なんせ、ビールと雨で…

もうええか。(笑)

 

ステージ前で、専属の(?)ダンシングチームが見事なダンスを披露してくれてました。

 

この若者達に負けじとおじさん、おばさんもノリノリダンス。

 

いやぁ、互いの踊りを見て、時代の流れを感じました。

 

「踊るあほうに見るあほう、同じあほうなら踊らな損ソン」じゃないけど、R&Bで老若男女入り乱れて踊る景色を日本で見られるとは、ええもんです。

 

と言いながら、この時点で16:00過ぎ。

残り7組、いよいよクライマックスに突入していくのでありました。

続きはその5で。

 

 

 VOL41.

Back to top