vol 46.祝春一番コンサート(その4)
2006年5月6日(Ver1)
■今日はやさしい、お日様
ちょいと赤ら顔なのは二日酔いなのか、日焼けなのか…
朝、電車に乗る。窓から差し込む光が昨日よりやわらかい。
過ごしやすそうな一日になるなぁ、と思いながら服部緑地に着いた。
新大阪駅での買出しにも慣れたせいか、前日より少し早めに並べた。
サウンドチェックを聴きながら腰を落としている。
昔は並んでいる間にもアチコチで喧嘩やらが勃発していたが(笑)、みんな大人になったんやなぁ。
笑顔でのあいさつが気持ちいい。
昨日から感じていたことだが、「祝春一番」としてスタートを切った今年は、オリジナル春一番に近い雰囲気を持っていたことである。
それは、「雲遊天下」というミニコミ誌の存続を訴えていた高山富士子さんや田島典子さんの姿だったかも知れないし、客席のいろんな人たちの明るい笑顔だったかも知れないし、又なんか始まるんやなーという期待感だったのかも知れない。
しかし何と言っても、ステージ下手の高く積まれたスピーカの前で立っている風太が、天王寺の春一番の頃のように元気だったことである。
何気にステージや客席を伺い、セッティングや機材のトラブルを未然に防止しようという気遣いと気迫に溢れていた。
そしてこの日、宮武希が「GOOD NIGHT」を唄った…
「バハマは午後3時 君のとこでは真夜中 眠りに落ちた君の そばで唄うの誰かしら」
袖の壁にもたれて、一緒に口ずさんでいた風太の姿を見た時、こみあげるモノを感じた。
■春一番の風は
入場したら、一番手のハンバートハンバートがステージ前の特設ステージで春一番を唄い、迎えてくれた。
ハンバートハンバートは、昨年初めて聴いて気に入ったユニットのひとつです。
素朴で暖かいという表現がぴったりです。
佐藤良成、佐野遊穂。
なんとも気持ちいいハーモニーです。
遊穂ちゃんのハモニカも上手かったでー。
良成君は、このあともいろんな人たちのバックでバイオリン弾いてくれました。
いやぁ、これからの時代は君らに任すでー。
頼んます!
この日、帰りに新大阪駅でご飯食べて帰ろうとウロウロしてたら、改札に向うハンバートハンバートと遭遇してしまった。
「お疲れ様ー」と手を振り声をかけると「お疲れ様です。」と応えたふたりに、なんかうれしくなってしまったのでした。
二番手は「すぎの暢」
ごめん、客席で良さんと話しこんでたのですっかり写真撮るの忘れてた。
しかし、スライドギターって左手の使い方ひとつでいろんな表現ができるんですね。
いろんなギター弾いてくれましたが、ワイゼンボーンタイプのコア材で作ったスライドギターが暖かい音で気持ちよかったです。
三番手は「いとうたかお」
ダンディですね。ええ感じの歳のとりかたです。
春一番の出演者は皆かっこいいオヤジになっています。
「奇妙な時代に 俺達は出会ったもんだ」って言うフレーズの唄。
初めて聴く唄だけど、いい唄だった。なんていう曲だろう?
四番手「宮武希」
バックの松永孝義、今井忍、Annsanは、先ほどのいとうたかおの時もバックをつとめていました。
去年は日が落ちた頃の出演だったのですが、昼間に聞くと又ちがった雰囲気を感じました。
風太の時に書いたけど、この人が歌う恭造さんの「GOOD NIGHT」は素敵でした。