vol 48.祝春一番コンサート(その6)
2006年5月6日(Ver3)
■グレイトフルジャズ PART2
私が見に行った5日、6日の両日は、Jazzの大御所が出演する日でもあった。
日頃、Jazzなんて見たり聴いたりしないので、ある意味新鮮でもあった。
しかも、世界のトッププレイヤー達ばかりである。
贅沢な時間を提供してくれたのは、このアベちゃん。
■夜行バスで
七番手は、古澤良治郎率いる「ね」。
比較的若い(笑)メンバーたちとユニークなJazzを聴かせてくれました。
あべちゃんから「60歳以下は夜行バスで来るように」と言われてたらしいが、「僕は60歳越えてますがバスで来ました。」と古澤氏。
いやぁ、ステージでもお若いです。
次は渡辺文男(Ds)トリオ。
サックス高橋知己、ベース西山満の豪華トリオ。渋い!
すみません、カメラトラブル(実は操作ミス、笑)で、写真が1枚もありません。
全編ブラシだけのDsはすごいとしか言いようが無い。
気持ちいいスィングを聴かせてもらいました。
■10年単位なんですねぇ
九番手は、Jazzパート最後の「渋谷毅オーケストラ」。
1時間ほど前から、私の隣の席に一人の若いおねぇちゃんが座ってきた。
聞くところ春一番は初めてらしく、「誰を観にきたの?」と尋ねると、「渋谷毅オーケストラ」と言う。
「先生が出演するんです。いつ頃出るのか、さっきからメール打ってるのに返事が無いんですぅ」
アルトサックスの津上研太が習っているサックスの先生だそうで。
「Jazzパートに入ったからそろそろ出番なんやろ。出番前やから忙しいんやで。」と言うと「あぁそうなんですかぁ」と。
「先生にいつも、ヘタクソ!って言われるんです。」「そら、しゃぁないで。誰も初めから上手いわけやない。ずっと続けることが大切やで、10年、20年、30年とな」と偉そうに言うと、「ふーん、10年単位なんですねぇ。」と言われた。(笑)
たぶん、まだ10代だろうと思われる娘には10年という歳月はピンと来ないのかも知れない。
そうこうしているうちに渋谷毅が登場。
ピアノだけで小川美潮が何曲か唄う。
(01.はじめて 02.Four toThree 03.遠い夏 04.Dear Mr. Optimist 05.窓 小川美潮ファンの掲示板より)
気持ちいい歌声である。表現力が素晴らしい。歌声で風景が現れる。
途中で「親友の金子マリです。」とステージに呼び、一緒に唄う。
ふたりの個性的な歌声が不思議なハーモニーを醸し出していた。
オーケストラが登場し、昨日出演の坂田明も参加。
もちろん、くだんの若いおねぇちゃんは、ステージ前へ津上研太先生を応援しに行っていた。
金子マリが再度下手から登場。
ハスキーパワフルヴォイスで歌い上げる。
ええなぁ、かつて日本のジャニスジョップリンと言われたが、そんな例えも過去のものになった。
素晴らしいシンガーです。
静の小川美潮、動の金子マリ。
渋谷毅オーケストラのふたりのヴォーカリスト。
いやぁ、ホント格好よかったです。