vol 49.祝春一番コンサート(その7)
2006年5月6日(Ver4)
■この人たちあれからどうしているんだろうと思ってたのよ
写真は、写真家の糸川耀史さん。
有名かつ大好きな写真家です。
糸川さんが芝生席にスペースを設けて、期間中滞在されている。
そして写真集「グッバイ・ザ・ディランU 歌が通り過ぎた街69/74」も販売されているとのことで早速購入。
買ってパラパラ見てたら’71フォークジャンボリーの写真もあった!
「糸川さん、この写真集に僕写ってるんですよ。」「ええっどこに?」「ここです。」
「これね!僕、こっちの黒テントのところにいたんよ、たまたま通りかかって騒がしいんで何枚かステージの奥から撮ったんよ。これがあの伝説となった瞬間だよね。」
「これがロックフェスや嬬恋のコンサートじゃないのがすごいよね。(作られたものではなく、機材トラブルで偶発した出来事だったという意味で)しかもこんな近くに写ってるなんて…。この人たちどうしてるんだろう?って思っていたのね。そう、これがあなたなの…」
あれから35年、ほんの数メートルの距離にいた写真家とこうして初めてお話できるなんて。
これ、5月5日の出来事です。
おっさんでありながら、気持ちは少年だったあの頃に戻ってしまった。
子どもの日の素晴らしい贈り物でした。(笑)
■我が祖国南の地 思いははるか
十番手に登場したのは朴保(パクポー)。
いきなり、「生活の柄」を唄う。
そして「北朝鮮のコマーシャルソングです。」と唄い始めたのは「イムジン河」。
全曲シンプルながらも力強い唄声でした。
最後の曲だったかな、傷痍軍人、従軍慰安婦、松代大本営、てめえの尻ぬぐいもできねえで何がPKOだ、国際貢献だ、…戦争はほんとに終わったのか という曲が印象深いです。
■今日の1日を 前を向いて歩いていく ケサラ ケサラ ケサラ
今日も充実した1日だったなぁ。
と、日が落ちかかった頃、十一番手で登場したのが木村充揮。
この日も春一番を堪能し満足感で一杯やったが、まだまだ大物が残っていた。(笑)
「天王寺」から始まり「サマータイム」「出稼ぎブルース」「スキップミュージック」「おそうじオバチャン」とヒット曲オンパレード!
(しかもギターの弦まで切ってくれた。(笑))
祝春一が始まるギリギリ前に出演日が決まったのだが、幸運なことに聴くことができた。
先日放映された「木村充揮30周年パーティ」のインタビューの中で、甲本ヒロトが「よう神様が作ってくれた」というコメントをしていましたが、まさしく言いえて妙ですな。
この日も天使のダミ声でノックアウトされ、最後は新境地を開く(?)かと思われるやさしくわかりやすい「Happy Birthday」で締めくくった。
もちろんアンコールが…。
再度登場し、「ケサラ」を。
このあいだのNHKでもこの曲に感動しまくったのですが、嬉しいことにナマで聴かせてもらいました。