VOL52 祝春一番2007 (5月3日 その1)
前日まで雨が降りぐずついていた天気もすっかり影を潜め、春らしい陽気とさわやかな風の吹く一日になった。
いつものように30分前にはあの坂道の列に並んだ。
そして「あぁ、今年も春一番が聴けるんだなぁ」という感慨にふける…。
そのはずだった。しかし事態はそれどころで無かった。というのも、緑地公園に着いたとたんチケットを持ってくるのを忘れた事に気づいたのである。えらいこっちゃ、仕方なく窓口に行き当日券を買う。
チケットを忘れたのだが、別の日に使えますか?と尋ねるとダメだと言われる。当然である。
しかし、対応してくれた女性が他のスタッフに話をすると、名前を伺ってよろしければ、次に来る日に言ってもらえればその日の当日券と交換してあげるとのこと。
スケジュールの都合で3日しかチケットを買っていなかったのだが、なんとかやりくりして4日も来ることにした。窓口で名前を記録され「じゃぁ明日に」と。(笑)
こういう対応も春一番ならではですなぁ。
■バーボンストリートブルースバンド
さて、開場してトップバッターで迎えてくれたのは「バーボンストリートブルースバンド」
渡’sワルツというインストナンバーで気持ちよく客席が埋まるまで演奏してくれた。
ビールを一口飲む頃に、一旦バーボンストリートブルースバンドが引っ込み、小川美潮と長見順が出てきた。
■UFO
漫才の掛け合いみたいな二人。
小川美潮にこんな一面があるとは知らなかった。(笑)
小川美潮と長見順の関東女コンビが演奏した曲は「UFO」(爆)
いやぁツカミはOKや。
ここからの演奏が楽しみや…と思っていたら、あっさりと1曲で引っ込んでしまった。
■バーボンストリートブルースバンド
再び現れたバーボンストリートブルースバンド。
高田渡の「魚つりブルース 」
そして、ベースの大庭珍太が「彼も大変なようです」と意味深な事を言いながら歌ったのは、斉藤哲夫の「吉祥寺」
ギター今井忍のソロアルバムから1曲、そして佐久間順平がバイオリンを弾きながら1曲唄う。
このバンドをうまくサポートしていたのは、Pf、アコーディオンの竹田裕美子。最近では五つの赤い風船のメンバーとして活躍中だが、やはりこういうバンドのサポートのほうが似合っていると思ったのは私だけかな?
■さらにバーボンストリートブルースバンド
次に出てきたのは宮武希。
「鎮静剤 」「ひまわり」と高田渡の曲が続く。
■そして中川五郎 with バーボンストリートブルースバンド
高田渡の「69」から始まり「ファーブル」「ビッグスカイ」と。
コーラスは、今まで出てきた女声シンガーたち。
そして、なんと買い物帰りにフラッと立ち寄ったみたいな、そう「金子マリ」も。
関西では、これだけの関東メンバーを一同に介して見られることは少ない。
そいういう意味でも大変おもしろいステージだった。
彼らのステージが終了し、時計を見ると開演からすでに1時間半が過ぎていた。
いやぁ、堪能させてもらいました。
(つづく)