VOL55 祝春一番2007 その4(5月4日)

 

初日の帰りの地下鉄で、アチャマゴに会った。

横山ノックさん逝去のニュースが携帯電話に入ってきて驚いている時に後ろにいたのである。
「ノックさん亡くならはったね」と声をかけると「そう?やっぱりどっか悪かったんやね…」と。
「明日出演でしょ?」「そう、朝早く来てね最初のほうやから。まだお客さんが暖まってない頃やから(心配やわ)」

「がんばってやー、ほな又明日ー」

そんな会話も春一ならではである。

 

 


 

 

さて、2日め。

 

 今日もよい天気である。
開場まで列を作り並ぶ光景にも慣れた。

こうやって並んでいる間も音楽が流れている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■あべちゃん唄う

 開場されると同時にステージではAZUMI、ヨシロー、マック清水、ベーカー土居が演奏をしている。

 そのうち歌声が聞こえてきた。

なんと、ヴォーカルは司会のあべちゃんである。

なかなかええ味やったなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■アチャコ&フレンズ

 

 ♪ええじゃないか   ♪ロボットなんかやない  ♪アチャコ音頭

と定番の曲が続く。

 

 お客さんが暖まってないから…と心配していたが、確かに暖まっていなかった。

まだお酒もまわってないし、常連の踊る○○さんたちもこの日は見かけなかった。

 そんなんで、少し盛り上がらなかったものの「むちゃくちゃでっせ、むちゃでっせ」の合唱と踊りは客席もたくさんの方がやっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■キャプテン稲葉と唐津の海賊

 

 アチャコのあとに出てきたのは、九州佐賀からやってきた稲葉浩率いるバンド。
ちょっとカッコ良すぎて損をしているかな?
関西では受けにくいように思えた。

 

初めて聞くのであまりコメントできません。

興味のある方はサイトへどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

■曽我部恵一バンド

 

 昨年やったかな?トリで出てきて弾き語りやった記憶がある。

結構ファンも多い曽我部。

 

 今回はバンドでのパフォーマンスとなった。

メモを見ると ♪夜を越えて  ♪有名になりたい ♪テレフォンラブ ♪Everything Go want be Your Love  とある。

 

1曲目と3曲目は以前にも聞いたことがある。

 

記憶に残っているということは素晴らしい楽曲なのだろう。

 

バンドのメンバーが70年代のウエストコースト風の長髪で、デビュー当時のイーグルスを思い出してしもた。(笑)

 

 

 

 

■Spiritual Voices

 

 この日、何気に一番良かったのがこのゴスペル。
かっこよかったし、迫力あった。

「人の声」っていいよなぁ、と思わせてくれました。

 

サイトからの借用になりますが、以下のようなバンドです。

 

オルガン奏者として長年関西のリズム&ブルース界で大活躍、また指導者として数多くのゴスペルクワイヤーを手がけ、2005年11月に他界した故ボビー原氏が1996年に結成したゴスペルグループ。

2000年「全国ゴスペルクワイヤーコンテスト」グランプリ受賞。

京阪神でのライブ活動を中心に、ここ数年は病院や施設、また被災地慰問などボランティア活動も精力的にこなす。トラディショナルからコンテンポラリーまで、幅広くそして奥の深いブラック・ゴスペルの世界をパワフルに展開する。

 

 

 

■ふちがみとふなと

 

渕上純子と 船戸博史。

船戸のベースってよい味やなぁ。

いろんなところからお誘いがあるはずや。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■石田幹雄ユニット

 

 ピアノ石田幹雄率いるJAZZトリオである。

北海道から来たって言うてたかな?

 

石田幹雄(pf)瀬尾高志(B)竹村一哲(Ds)

 

 ピアノの石田も20代と若いが、ドラムの竹村がなんとまだ10代だそうで。
それにしては渋すぎるんやないの?

 

いやぁ、参りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ■渋谷毅オーケストラ+清水秀子

 

  大御所「渋谷毅」率いるJAZZ。

 

  去年も見たのだが、少し難しい。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後半、何曲かは清水秀子さんがヴォーカルをとった。

去年の金子マリも良かったが、清水さんのほうがしっくりしていたような気がした。

 

 

渋谷オーケストラが終了したのが15:20とメモされている。

この日の出演16組のうち、ちょうど半分が終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■ブギウギボーイズ

 

 AZUMIがソロで2〜3曲やったあと、ブギウギボーイズでの演奏。

AZUMI(G)ヤスムロコウイチ(G)みやもとりょう(Ds)というトリオなんだがベースレス。

 

 

しかし、これが結構はまりました。

ギター2本とドラムで、うまくアレンジしていました。

 

ヤスムロコウイチのキャラも良かったなぁ。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■沖至クインテット(?)

 

 沖至って人は今まで知らなかったのですが、その道の人たちの間では有名だとか。

フリージャズの草分けで1974年にパリに移り海外で活動をされているそうな。

 

 この年季のはいったトランペット!

風貌もあわせ、奇人であることには間違いないであろう。(笑)

 

 

クインテットと紹介があったが、ピアノ渋谷・ドラム古澤・ベース望月・サックス中島、そしてなんと坂田までもがサックスで参加。

 

豪華なメンバーとなりました。

 

 これだけのメンバーが一緒にやろうって思うのだから沖さん、なかなかの人物である。

 

 

 

 ■NIMA

 

 客席後方から現れたNIMA。
演奏は川崎知(SAX)スーアン中島(B)。

お歳は不明だが、よく訓練された身体と表情は、何度見ても賞賛に値します。

 前日出演した吉元優作がステージ前で食い入るように見ていたのが印象的でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

■AVOID

 

 ラップですね。
今日びの若いもんが…なんて言うと、おっさん扱いされるのでしっかり聞いていましたが、なかなか良かったです。

 

沖至がTP吹いているのが写真でわかると思います。
ついでに(失礼)アチャコ一座のパーカッションもGIGしていますね。(笑)

 

こんなメンバーと演れて幸せやでAVOID!
 

 

 

 

 

 

■大塚まさじと月夜のカルテット

 

 メモ書きには「♪雲に波に草に…♪」と書かれていますが、それ以外のことは書かれていません。
 

天王寺想い出通り、On The Sunny Side Of The Street(ルイ・アームストロング)が唄われたように思う。


タコヤキのラップスチールはガットギターをブリッジサドルを高めに加工したもので、ええ音を出していました。


写真には写っていませんが、Dsは島田和夫(元憂歌団)で、Jazzyな雰囲気が気持ちよかった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ■松田ARI幸一グループ

 

  ARIちゃん、ご存知日本一のハーピニスト。
バックは岸本一遥(ヴィオリン)古橋一晃(G)バカボン鈴木(B)ヤスヒロトモヒロ(Per)。

 

 「ダニーボーイ」の演奏が始まった頃、客席から「ええなぁ」と感嘆の声が…。

 ほんまにこの人のハーモニカは歌心があります。

 

  ふーっとさわやかな風が吹いたような気がします。

ボーッとしながらビールでも飲み、ARIちゃんのハーモニカをバックに自然の恵みと止まった時の瞬間を楽しむ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■友部正人

 

 

 

本日のトリは友部正人。

 

この人は春一には毎回参加しているが、私の行く日は出番が無く、結局聴けず仕舞いで何十年も経ってしまった。

 

で、今回の楽しみのひとつでもあった。

 

1曲目、ハーモニカをぶらさげているが、結局吹けずじまい。

 

「なんか吹くタイミングが無くて吹きませんでした。」

というMCに皆、爆笑。

 

こんなおどけた友部を見たのは初めて。

 

しかも船戸のベースを伴奏に、踊りをまじえて唄った曲なども意外であった。

 

プロフェッショナルじぃじぃさんのとこで友部の健在ぶりを聞いていたが、こんなに明るい友部の姿にあらためて安心した。

 

 

 

♪今度 君にいつ 逢える 今度 君に いつ逢える♪

 

 

友部のリフレインを頭の中で反芻しながら、私の今年の春一番は19:20に終了。

 

3日め4日めも、いろんな唄い手の良いステージが繰り広げられたそうだが、参加できずに残念。

 

 

 

 

 

又、来年!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 VOL56

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