VOL56 夢のお祭り
このレポートは、BLOGに投稿した文章に加筆修正したものです。
夢のおまつり二〇〇七 滋賀・甲賀で会おう〜其の八〜
その八ということは、2000年からの開催ということになる。
毎年七夕の日にどこかの街でライブをおこなう。
前の日は前夜祭で盛り上がる…という加川良のイベントがこの「夢のおまつり」である。
2000年に函館で初回がスタート
2001、2002、2003年は資料なし。
2004 足助町公民館飯盛座(愛知県/足助町)
2005 高知県四万十市中村は 『シルバー』にて
2006 京都・大阪・神戸 各ライブハウスで3days
2007 滋賀県甲賀 烋酒館
「もう今年で最後になりまーす」
加川良はステージからそう言った。
ウソかホントか知らないが、生まれ故郷の滋賀での開催、今年60歳になる節目のライブ、という事実から「そうかも知れないな」と思った。
開演前、会場の外で煙草吸ってるとバッタリ良さんと遭遇。
「いやぁ」と向こうから握手してきてくれた。
「写真、大事にしてるでぇ」
覚えていてくれた…ありがたいこっちゃ。
さて、会場は150名ほどの観客で埋まっていた。
カメラも回っているし、録音もされているようである。
前座として出てきたのがRolling坂本と東京バンド。
ニールヤング風のハーモニカが格好よかった。
坂本さんが1曲やって、東京バンドで2曲ほどやってくれたでしょうか?
本番前の空気を暖めてくれました。
このあと加川良・すぎの暢が登場。
「いやぁ、ほんまに今日はやりにくいです。ボチボチ行きまーす」
常連さんのほかに故郷の友人たちの顔が沢山見えたためだろう。
「もう、一緒に唄うのやめてくれへん。おかしいで。なんかの宗教団体みたいになってるから…」
そう言われても皆一緒に歌うわ歌う。(笑)
「ボクの一番嫌いな雰囲気です。フォーク酒場の…」(大爆笑)
しかし、こうやって久しぶりに長いステージ(約2時間半)で良さんの唄聴くと、ええ唄が多いですなぁ。
コード進行やらほとんど一緒なのに(笑)飽きさせません。唄がいい!あらためて思いました。
1曲目は「思い出のあの街にある 私の大切な時代…」という歌いだしで始まる曲で、調べてもタイトルがわからない。
今年の春一番でも歌われていたが、新曲?
途中、ハンバートハンバートのカバー曲もあり、アンコールではなんと中塚正人の風景を唄った。
「歳とると、こんなんが唄いたくなります」
♪僕がヨボヨボの爺さんになったならー♪
うわぁ、俺もずっと好きで唄っていた曲やけど良さんが唄うのは初めて聴いた!
唄いながら
「原曲でーす」と、♪悲しい時にゃ 悲しみなさい♪ 伝道へ。
「今日は北は北海道、南は九州小倉から来ていただいています」
「カナダからも来てるでぇ」
「カナダから来ておられる方からのリクエストで最後はこの曲を」と流行歌で舞台は閉じた。
「夢のおまつり」かぁ。
ええ表現やなぁ。
いつまでも若い加川良やから、きっとあと何十年も続けてくれるはず。
七夕に「夢」を馳せながら、古い友人と出会い「おまつり」を楽しむ。
加川良が加川良であり続けてくれて本当にうれしい。
又いつかどこかで!
セットリスト
■ROLLING坂本・東京バンド (3曲)
1.♪思い出のあの街にある
私の大切な時代♪(太陽)
2.贈りもの
3.オー・マイ・ダーリン
4.駒沢あたりで
5.アイ&アイ
6.幸せそうな人たち
7.夜明け(ハンバート ハンバート)
8.♪海の見える丘が好きなのと♪(ポプラ並木)
9.生活の柄
(7〜9はソロ)
■すぎの暢(3曲)
10.オレンジキャラバン
11.ラブソング
12.教訓T
13.胸にあふれるこの想い
14.あした天気になあれ
15.君におやすみ
encore
16.風景(中塚正人)〜伝道
17.流行歌