vol 59.祝春一番コンサート2008 (VOL1)
今年の春一番コンサートも4日間。
全ての日が楽しくて気持ちいい唄で溢れるだろう。
しかし、連日出かける体力と時間が無い。
今年は5月2日〜5日のイベントの2日め、5月3日のみの参加となった。
いつものように開場30分前に着いたのだが、いつもより長い列が延びていた。
どうやら、今日は大入満員のようである。
開場までの間、行列の前にミニステージが設けられ、平田達彦、中川五郎がミニライブをしていた。
いやぁ、憎い演出です。
と言っても、私が並んだところからは姿が見えず、音だけしか聞こえなかったが五郎さんの「ミー・アンド・ボビーマギー」が聞けたのは幸せだった。
■1)北京一 AZUMI 正木五郎 and more
いつもより長い列だったので、席に着いた頃にはオープニングバンドが終わろうとしていた。
あとで又、北京一が出てきて唄うだろうと思っていたが、結局出てこず仕舞だった。
残念…でもソウルフルな音を少し聞けただけで満足。
今年のステージ上には、「通天閣」をモチーフしたオブジェが、そびえたっていた。
■2)友部正人
ありゃりゃ、確か去年はトリを務めた友部正人が2番手で登場してきた。
3月に発売されたばかりの新しいアルバムからの曲が多かった。
「地獄のレストラン」「雨は降っていない」…
最後4曲目は「夜は言葉」
有山じゅんじをステージに呼び、一緒に唄った。
♪夜は君じゃない 夜はぼくじゃない 夜は夜じゃない 夜は言葉さ どうやって伝えよう♪
友部の詩は、本当に奇妙な世界観と人生観を教えてくれる。
歳を重ねるとなかなか新しい言葉を見つけにくいものだが、友部正人はこの歳になっても「ドキッ」とするような言葉を発する。
■3)MA−SAN BAND
「次はMA−SAN BAND!」
阿部ちゃんに紹介されて出てきたメンバーには、なんと増田俊郎が…
クレジットにマッスンと書いてあったが増田俊郎だったとは…
随分昔の話になるが、この人の「ヨコハマ」が好きやった。
ギター 仲さん、小竹、タコヤキ、オルガン 西野けいちゃん、Ds Ken、島田。
ツインドラムやのにベースがおらへんやん?
珍しいバンドやな?と思った瞬間、気づいた!
MA−SAN BANDのマーさんって山本正明…
3年前にハルイチで見たキョーゾーバンドのベーシストや。
昨年の暮れ、お亡くなりになったそうです。
「小さな文字も見えにくくなったけど… 君の名前だけは覚えている…」
マッスンは唄う…。
最後の曲「永遠の絆(Will the Circle Be Unbroken)」(歌詞は加川良の「その朝」)が唄われる前にマッスンのギターストラップが切れてしまった。
そのおかげか…スローテンポの永遠の絆が聞けた。
ギター小竹直、ええ感じのボーカルです。
ストラップが楽屋から運ばれてきたあと、アップテンポの永遠の絆。
一緒に唄った。
Will The circle be unbroken,By and by, Lord, by and by? here's a better home a-waitin', In the sky, Lord, in the sky.
やがて、俺達 ひとりぼっちになるのかな でもよ、俺が死んだら又母ちゃんに会えるよね
加川良の詞も意訳ですが、なんとも言えない人生観が…
思わず、グッと来た。
マーさん、ご冥福を祈ります。