vol 60.祝春一番コンサート2008 (VOL2)
■4)三つの赤いふんどし
「ながいよう」とクレジットされているが、三つの赤いふんどし。(笑)
今年も「へそ」と呼ばれる客席に設置されたステージは健在であった。
「西岡恭蔵さんの春一番の唄がありますが…」と言いながら、ながいようさんが作った「野音の春一」という曲を唄った。
陶芸家の人を歌った「伊豆ブルー音頭」
「ここの土はコバルトの含有量が1500倍…」という歌詞にはぶっ飛んだ。
3曲目、上から読んでも下から読んでも「マカオノオカマ」
客席から写真を撮る大塚まさじさんの姿が印象的でした。
■5)夕凪
一昨年かな?この春一で聴いた時は、そんなに印象持たなかったが、今年のステージは良かった。
Vo伊藤せいこの声もパワフルだったし、サポートするG山崎保、B石井路翁、Ds藤山朋哉もしっかり唄を聞かせる伴奏だったように思う。
で、ピアノ山川ちかこが心地よいフレーズを叩いていたなぁ。
このバンドもかれこれ14年ほどだと言っていた。
■6)シバ
一時(もう10年以上も前だろうか?)京都で高田渡とシバのライブを観たときは、丸々太っていてのだが、久しぶりにお逢いするシバは、すっきりとした体型に。
ブルーズマンの風格がプンプン匂っていた。
そして久しぶりに聴く「バイバイブルース」は、もはや深みのあるブルーズに昇華されていた。
途中、AZUMIのEGをまじえてBaby,Baby,Baby♪
そしてラスト「Sixteen Blues」
■7)押尾コータロー
今や、春一の出演者の中で一番メジャーなミュージシャンじゃ無いだろうか?
押尾コータローにとって、日常のお客さんとは違う客の前で演るのは大変だろな…と心配したのが2年前。
結局、人なつっこいトークとそのギターテクでお客さんを魅了し、私の危惧は回避されたのである。
今年も登場すると大きな拍手が。
朝から、PAさんの調子が安定していなかったが、押尾の時もギターの出音がバラツク。
しかし、そんな事も一切、苦にしないで演奏する姿勢に感心。
「えらい長い前奏やと思われているかもしれませんが、インストルメントですから…」(笑)
「ビッグブルーオーシャン」「オアシス」と演奏をしたあと、ギターの先生中川イサトの「六番町RAG」を。
(ノリがまだ違うとイサト師匠に指摘されていましたが…笑)
「教室で練習していた曲を、師匠と一緒に演りたいと思います。」
登場した中川イサトと「Deep River Blues」を。
盲目のカントリーギター(ブルーグラスギター)弾き、ドク・ワトソンの曲である。
そして最後「Russhin’」すごく綺麗な響きが印象的だった。